茨城県は東京をはじめ、首都圏に野菜や果実など青果物を安定して供給を担う大産地です。鮮度はもちろんですが美味しい、優れた品質を消費者にお届けできるよう長年に渡り努めて参りました。

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しかしながら、農業人口の減少や高齢化の波に加え、近年では亜熱帯気候のような異常気象でこれまでの方法では通用しない環境となり、変化を求められる時代へと変わらざるを得なくなりました。

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当園では果樹作物の栽培をメインに経営をしています。米や野菜のように短期間で種まきから収穫して終わり、ではなく少なくとも10年から40年近く同じ樹から収穫をしています。

果樹農家の本当に面白いところは収穫して終わりではなく、樹1本1本を長年管理見守りする事で我が子のような「愛着」が湧いてくることです。

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私の両親は、自分と姉の他にたくさんの樹を植えてくれました。言わば、自分達と兄弟のような愛着をもって日々の管理作業を行っています。

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毎年好調な樹もあれば、最近元気が無い樹もあります。上手くいかない事が多いから果樹、農業って面白いんだと思います。